姉からの一撃をうけ


気絶してしまったままのカンクロウを跨ぎ


俺は書庫へと向かう。





その途中で見知らぬ女が


俺に声をかけてきた。





「あのっ・・カンクロウ様のお部屋は


どちらでしょうか?」





不審な様子もないので


俺は丁寧に教えてやった。





いいことをした後は


晴れ晴れとした気分だ。





が、しかし


俺はイチャイチャパ○ダイスなるものを


書庫で見つけた。


汚らわしい物を見てしまった・・





そのシリーズ全ての


背表紙が見えないよう


反対向きに本棚へ戻しておく。





いいことをした。





"風の国の眠れなくなるほど怖い話"


という長いタイトルの本を抱え


俺は先ほどの部屋へ戻った。











Q