「おいカンクロウっ!!


お前、婚約者ができるのかっ!!?」





読書中の俺と


お人形遊び真っ最中のカンクロウのもとへ


姉テマリが飛び込んできた。





「まじで??!」





目が飛び出そうな勢いの兄。





目が飛び出たら


第四の眼にしようと思い


でもやっぱりカンクロウの目玉はいらないな


目玉おやじのほうが欲しいなと思い





とりあえずその場を見守った





「さっき町の人が言ってたぞ!!」





テマリが言うには


主婦の井戸端会議に参加していたところ


その話題が持ち上がったそうだ。





「うはあ〜俺も結婚かあ!楽しそうじゃん☆」





お人形遊びをやめて


カンクロウは鏡の前に立った。


自惚れている。





その様子を横目に


姉は独りブツブツ言い始めた。





「あたしの方が年上なのに


どうしてあたしに縁談が持ち上がらないのよ


あたしこう見えてもスタイルいいし


かわいいのに・・」





自分で言ってしまう辺り


痛いと思う。











Q