好きだよ。


大好きだよ。





そんなこと言えっこない。


貴方の前では素直になれないあたし。


天邪鬼ってゆーのかな。





貴方の好きな


雲ひとつない空みたいに


素直で居られないの。























「はぁ・・・」





シカマルとまた喧嘩しちゃった。


いっつもあたしが悪いの。


そんなの分かってるよ?


だって貴方を前にすると口が勝手に動くんだもん。


心の中では思ってもないのに悪口ばっか。





いつのまにか貴方のことが大好きになってて。


彼のことしか考えてなくて。


って名前を呼ばれるのが嬉しかった。





不意に空を見上げた。


彼の好きな空。


雲ひとつ無い青空。





この想いを素直に伝えられたらいいのに。


空を見てたら視界がボヤけてきて。


シカマルもこの空を見てるのかな。


なんて考えてる自分。





喧嘩したらいつも貴方が謝ってくれるの。


めんどくさいんだよね。


あたしと喧嘩するの。


あたしと居るの。


だから早く終わらせてしまいたいんでしょ?





本当はあたしが謝りたいの。


好きだって言いたいの。


でも天邪鬼な心が邪魔するよ・・・





「・・・本当はシカマルのこと大好きっ!!」





あたしは空に向かって叫んだ。


貴方を前にするとこんなこと言えないから。





っ!」





シカマルの声がした気がした。


幻聴かもしれないと思いつつも振り返る。





「・・・・・シカマル?」





そこには息を切らした貴方が居て。


またあたしの中の天邪鬼が動き出す。


本音じゃないって気付いてよ。





「・・・なん」





「ったく・・・だから女はめんどくせーんだ」





あたしが言いかけた言葉は


彼の言葉によって遮られて。


あたしの震える体は


彼の腕の中にすっぽり収まって。





「っ・・・離してっ・・・」





そう言いつつもあたしの体は抵抗できなくて。


ずっとこうしてたいとさえ思った。





「今までのこと全部・・・本音じゃねーんだろ?」





至近距離で聞こえる貴方の声に


痺れて


溺れて


飲み込まれそうになって。





「本音だもん・・・」





意地っ張りなあたしは


かわいくなくて。


呆れちゃうよね。





「ふーん・・・でも俺・・・別に怒ってなんかねぇよ」





自然と涙が溢れてしまって。


シカマルの肩に染みをつくる。


そんなあたしを見て・・・


「めんどくせー」って言うんでしょ?





「好きだから・・・お前に何て言われても・・・」





うそ・・・


鼓動が早くなる。


もうダメ。


あたしの中が爆発しちゃうよ。





「お前・・叫んでただろ。俺のこと大好きだって」





聞かれてたのだと分かって


顔が熱くなる。


それでも素直になるチャンスは


今しかないって思ったの。





「・・・大好き」





それがあたしの


雲ひとつない素直な気持ち。


呟いた声を貴方はしっかり聞いていて。


あたしを抱きしめる腕に力が篭った。











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何事も挑戦だ ぷにゅ( ´∀`)σ)Д`)

とか思ッてSikamaru Dream書いちゃいました


てゆ-かコレ書いてるとき雷 ど━━━━m9(゚∀゚)━━━━ン!!

・・・稲妻見えたし


これはサイトOpen記念として相方のつ-ちゃんに捧げます

これからも2人でいろ02頑張ろ♪+゚



                                   Manaka