パソコンを前にして頬杖をつきながら
は非公式サイトを浮遊していた。
彼女は見た目からは予想もつかないだろうが
結構こっちの世界へはまっていたりする。
俗に言う”腐女子”である彼女の
まんまるで愛らしい瞳に1つの言葉が映った。
人
権
擁
護
法
案
反
対
!!
聞きなれない法案だと思い
マウスを動かして読み進めた。
自分の知らないところで、こんな騒動が・・
放心状態に陥っているのもとへ
いつも通り満面の笑みでやってくる金髪少年。
彼はおかまいなしに彼女の背に飛びついた。
「ちゃんっ!今日も大好きだってばよお」
頬をすりよせると、ひんやりとした感覚が伝わる。
ナルトはぎょっとした面持ちで彼女を見やる。
案の定、は瞳を涙で潤わせていて
瞼に納まらなくなった粒が頬を伝っているのだった。
「・・ちゃん?」
彼女は一言も喋らず、ただ彼に身を任せた。
全く状況について行けないナルトは
付けっぱなしのパソコンと
そこに大きく表記されている文字に気が付いた。
「ねえナルト・・あたしもナルト大好きだよ
どこにも行かないよね?」
呟くような小さくて愛しい声に
金色の髪の毛を揺らして大きく頷き
ぎゅっとを抱きしめる。
そのままの体勢でパソコンの画面を目を細めて見る。
人権擁護法案が可決されると
NARUTOなどが廃棄されちゃいまーす☆
それだけじゃなくて罰金なんかも・・
「ぬわぁにいいいっ??!!!」
火影を目指す少年の脳裏に衝撃が走った。
その画面が表示するそれこそが
最愛のをこのようにした原因だったのだ。
「ちゃん、俺はどこにも行かねえし
ちゃんとここに居るってばよ」
彼女の肩に両手を置き、ゆっくりと顔を近づける
二人の影が重なる。
・・・
・・・
「ナルトーっ!!!!」
彼と彼女の雰囲気というものは
必ずといっていいほど他人に裂かれるもので。
「だーあっ!エロ仙人め!!
俺とちゃんの濃厚なキッスを・・」
じたばたと暴れだすナルトを
自来也はがっちりと掴み声を張り上げた。
「人権擁護法案によって、サス×ナルが
見れなくなってしまうぞおおおお!!
わしの最近の楽しみを奪いおって!!」
彼のものすごい気迫に負け
ナルトはエロ仙人と
人権擁護法案反対運動の旅へ出ることになった。
「人権擁護法案なんて、ぜええったい反対!!
わしはサス×ナルが見たいんじゃあ!!」
一人盛り上がる自来也についていけないナルトは
どこまでも広がる大きな空を見つめて彼女を想う。
「ちゃんもこの空・・見てるといいなあ
離れてたって、会えなくなったって、
ずっと繋がってんだってばよ・・」
彼はまた笑顔で飛びついてきて
愛の言葉を叫んで
たくさんの人に勇気と感動を与えるでしょう。
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人権擁護法案て本当になんなんでしょうね
平成14年に廃棄された法案のはずなのに (-_-#)
どこかの政党さんが、こそーリと温めていたらしいですよ
同性愛も駄目なんだって←
最近・・山×獄とかスク×獄に目覚めて
腐女子度パワーアップしたのにな つωT`)
とにかく国民主権なんだから
あたし達で世の中を変えていきましょう!!
ココまで読んでくださってあリがとうございました
Manaka