俺の幼馴染 兼 気になる人のには


好きな奴ができたらしい。


それも、俺じゃない誰か。





俺の気持ちも知らずに


彼女は恋の相談などというものをしてくる。


そんなに最初は苛立ちを覚えていたものの


今は相談してくる時の彼女の顔が


頭から離れないほどに焼きついている。


好きな人の話をするときほど


彼女の笑顔が輝いている事はない。





「そんなに好きなら告白すれば?」





俺が言うと彼女はブンブン顔を横に振って


頬を赤らめながら言う。





「そんなこと出来るわけないでしょっ・・」





の頭の中を独占して。


彼女を困らせて。


彼女を笑顔にして。


俺はの好きな奴なんて嫌いだ。


でも正直ソイツのことが羨ましい。





「告白したほうがいいんじゃない?」





どうしてそこまで告白させようとするの


っていう目で俺を見る


そんなのお前のこと諦めるために決まってんだろ。


自分の気持ちにケジメをつけるために決まってんだろ。





俺が何も言わないでいると


彼女は小さく溜息をつく。





「そんなにリョーマが言うんだったら・・告白してみる」





は何かを決心した様子で、微笑んだ。


ありがとう、そう言い残して


彼女は去っていく。





俺も微笑もうとした。


できない。


できるはずがない。


きっと彼女と好きな人が上手くいっても


俺はを諦められない。


自分の気持ちを伝えようと


彼女を追いかけた。





追いついた時には


の隣に誰か居た。





「あたし・・先輩のこと好きなんです」





愛しい彼女の声が


俺じゃない奴に告白する。


俺は祈る。


彼女がフられませんように。


彼女がフられますように。





必死に祈る俺に


誰かがぶつかった。





「痛・・・」





俺はそう言葉を零し


ぶつかってきた人を見る。





・・・





「っ?!・・リョーマっ・・・」





彼女の目が告白の結果を物語っていた。


赤く腫れた彼女の瞼。


俺は何も言わずに全てを悟り


を抱きしめた。





そして今にも溢れ出しそうな涙をこらえる


瞼にそっとキスを落とす。











腫れた瞼にキスを











「・・フられちゃった」





無理矢理笑おうと試みる


また強く抱きしめて自分に誓う。





「俺がを幸せにする」





彼女が囁く声がした。





「ありがとう、大好き」











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相互記念としてチカ様に捧げます

ということでチカ様のみ、お持ち帰リ (*`▼´*)b おけ-♪です

こんな管理人ですが末永く付き合ってやってくださいね


リクエストに添えていますでしょうか ヽ(д`ヽ)。。おろ02。。(ノ´д)ノ

リョ-マがクサいセリフ喋ってます

これはハッピ-エンドッていウことになるんでしょうか

・・ハッピ-エンドです!! (;´∀`)コイツ…


ココまで読んでくださってあリがとうございました


TEPID MOB // Manaka