辺りを見回せば


クリスマス一色で


あたしの前をたくさんのカップルが通ってく。





はぁ・・・





溜息混じりに息を吐くと


白い煙はすぐに消えた。


待ち合わせの時間まで・・あと5分。


張り切りすぎたあたしは


30分も前に此処に到着。





本当にザクは来るのだろうか。


そんなことが頭に浮かんでは消え


浮かんでは消え・・





彼と出逢わなければ


こんなに思いつめることもなかっただろう。





彼と出逢わなければ


こんなに胸が締め付けられることもなかっただろう。





もう一度息を吐く。





その瞬間あたしは大きな手で視界を塞がれて。


後ろから大好きな声がした。





「だーれだっ」





やっぱり来てくれたんだと安心して。


あたしは君の名前を呼ぶ。





「ザクー?」





「正解ー」





そう言ってあたしの頭を


ポンポンって軽く叩いて。





「・・待たせてごめんな」





たったそれだけなのに


嬉しくて嬉しくて


あたしは笑顔になるの。





「全然ヘーキっ」





彼はあたしの手を握って





「冷た・・」





そう呟くと、さりげなく


自分のポケットにあたしの手を入れてくれて。





「メリークリスマス・・





耳元で囁かれて


触れるだけの口づけ・・





君と出逢わなければ


あたしはこんな風に笑えなかった。





君と出逢わなければ


幸せなんて知らなかった。























今更そんなこと・・・


考えられないよ











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クリスマスシーズン到来ということで

甘いのに挑戦致しました


大好きな人を待っている間って・・

いろいろ考えちゃいますよね (・∀・)ニヤニヤ

こんなクリスマスを過ごせたらいいですね


実は双方名前変換小説の

書きまわしだだーリ …( ゚∀℃( `Д´)Oh!?


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   MANAKA