恋ってゆーのは


ライバルがいるからこそ


燃えるもんだ            by 神田 ユウ





今週の食糧確保のために


スーパーに行ったら出くわしてしまった。





大好きな


そして


大嫌いなアレンとかいう・・・もやし。





2人が付き合ってるってことは


薄々誰しもが気付いていた。


ただ言わないだけ。





傍から見れば


彼らはお似合いらしい。


気に食わないが。





俺が顔に似合わず


きゅうりとかを手にしているときに


もやしとは手なんか繋いで





「夕飯なにがいいー?」








誰からみても恋人同士のよう。


俺に気付く様子もない。





“彼女の幸せが俺の幸せ”





そんなこと思えるほど


俺は大人じゃない。


もやしなんかといても


つまらないだろうというのが俺のアレだ。





そのへんにあったトマトを掴み取り


アレン目掛けて投げつけた。





ベチョッ





鈍い音がして


へにょへにょもやしはトマトまみれ。





「なっ・・・何するんですかっ!!」





アホ面もやしは俺を睨んだ。





「・・・手がすべっただけだ」





ふいっと背を向けると


もやしの横でがクスッと笑った。





も笑わないでくださいよーっ・・・」





「だって、アレンってば髪の毛まで真っ赤なんだもん」





彼女の笑顔はもやしに向けられていた。


俺じゃない。





叶わないと知った瞬間





余計に彼女が愛しく思えて





彼女を自分のものにしたくなって





「いつかお前からを奪い取ってやるよ」





俺が宣言すると


もやしはいつもの落ち着いた調子で言った。





「分かりましたよっ・・神田には負けません」





























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『黒の教団に入ったらご飯は作って貰えるから買わなくていいじゃん』

・・・なんて細かい事は気にしないでください (;´Д`A


ギャグなのか悲恋なのか迷いました

て悲恋はあリえないですよね

タイトル“宣戦布告”だし


神田とラブ02したいのに

もやしと恋人設定になってしまいました ( ´△`)あぁ


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   Manaka