近頃、先輩は落ち着きがない。
いつもそわそわして
何かを気にしているみたいだ。
「先輩、どーかしたんスか?」
ベンチに座っている彼女に
背後から声をかけると、柄にもないくらい驚く。
「えっ?!・・何でもないよ?」
何でもないとか言いながら
目が泳いでるんスよ、先輩。
俺は笑うのを堪えながら
先輩の隣に腰掛けた。
「なーんか、そわそわしてる」
深く帽子を被りなおして
俺は彼女の顔をのぞきこんだ。
「なっ・・何でもないんだって」
目を逸らされる。
俺だけをその瞳に映したいなー・・なんて。
まじまじと見つめていたら
「そんな・・に見ないでよ」
と照れた表情で怒られる。
その表情は反則ッスよ。
「俺、相談のりますよ」
「いいよっ・・」
素早く断わられて、軽くショックな俺。
ま、いいんスけど。
俺じゃ頼りないですか
顔に出ていたのかもしれない。
先輩はすぐに付け足した。
「リョーマくんは忙しいからさっ・・あたしなんかに構う事ないよ」
そんな遠慮とかいらないのに。
忙しくたって、疲れてたって
先輩のこと考えてるんッスよ、俺。
好きっていうんスか?こーゆーの。
先輩のこと困らせたくないから
好きだなんて、言ったことないけど。
でもちょっと・・からかいたくなって
頬にそっとキス。
驚いた彼女はいつもより愛しい。
開いた口が塞がらない彼女に
「外国では、挨拶ッスよ」
そう言うと
「ここは日本なのっ・・!!」
ちょっと怒った顔を見せる先輩。
内心笑いながら、話を変えた。
「そーいえば先輩、告白されてましたね」
立ち上がりながら言うと
頬を赤く染める彼女。
何で知ってるの、って顔。
「先輩のことなら何でも知ってるんスよ、俺」
言ってから笑うと
先輩にジャージの裾を掴まれる。
「リョーマくんが知らないこと・・教えてあげよっか」
先輩は俺の耳元まで来て
囁くように言った。
俺が知らなかったことを。
「あたし・・リョーマくんのこと好きなの」
俺が先ほどの彼女のように驚いていると
先輩は楽しそうに微笑んで
「練習頑張って。終わるまで待ってるから」
優しい笑顔を俺に向けた。
終わるまで待てない俺は
先輩の柔らかい唇を頂いた。
「じゃ、練習行ってきまーす」
後ろで彼女の声がする。
「リョーマくんのバカっ」
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近所の友達に漫画を借リて初めて読みましたよ、テニプリ
実は本誌でちらっと見たことしかなかったんです (∀`*)ゞいやあ
リョ-マの誕生日てクリスマスなんですね
知らなかったよ奥さん つωT`)ヾ (゚Д゚ )…生キロ
テニプリが好きになった理由は
実写版映画テニプリに載寧龍二さん ( 跡部役 ) が出演されてたからなんで
知らなくて当然なんですよ
載寧龍二さんは最高にかっこいいれす ( ´∀`)つ≡≡≡愛愛愛)Д`)ぐしゃ
いつの間にか犬ちゃん( Reborn )風に・・
ココまで読んでくださってあリがとうございました
Manaka