任務や修業で疲れきった彼を


半ば強引に連れ出した。





・・・俺、疲れてんだけど」





サスケの意見なんか軽くスルー。


ただひたすら目的地へと歩いた。





毎日毎日ほったらかしにされてる


あたしの身にもなってよ。


心配なんだよ?


サスケの気持ちが移っちゃわないかって。





これといった会話もなく。


あたし達は目的地へと辿り着いた。





「・・・公園なんかで何する気だよ」





疲れきった顔の彼が


少しあたしを悲しくさせる。


あたしと一緒に居ると疲れる?


ワガママ言っちゃダメなの?





「ただ・・・星が見たかったの・・・サスケと」





何か反論したげなサスケ。


別にいいよ。


あたしがサスケを想う気持ちの


1万分の1ぐらいしか


愛されてない気するし。





「・・・流れ星」





急に彼は天を指差す。


真っ黒な闇を破るように光の線が駆ける。





「綺麗・・・だね」





横目で彼を見ると


なにやらブツブツ唱えていた。





「何唱えてるの・・・?」





あたしが尋ねると


きょとんとした顔で





「願い事」





そう答えた彼。


いつものサスケからは想像もつかなくて。


何処か可愛い。





「何てお願いしたの?」





どうせ


兄貴に復讐できますよーに


とか


強くなれますよーに


ってゆーお願い事なんでしょ?


あたしのことなんか


どーでもイイみたいな。





そんなこと考えてたら


彼の顔が近づいてきて。


耳元で何やら囁いてくる。





「ずっと・・・・・・・・」





「ぇ・・・何?聞こえない」





照れくさいのと


風が吹く音で


サスケの声が聞こえにくくて。


もどかしい。





「ずっと・・・が俺の傍に居てくれますように」





囁かれた言葉は


キャンディよりも


砂糖よりも


ケーキの上の苺よりも


甘くて


嬉しかった。





「・・・あたしのことなんか考えてくれてないって思ってた」





正直な気持ちをサスケに伝える。


今でもあたしのこと好きなのか確かめる。





「ごめん、な」





ぎゅうって抱きしめられる。


久しぶりな彼の温もり。


大好きな温もり。


久しぶりな彼の香り。


大好きな香り。


包まれて・・・


満たされて・・・


全部


どーでもよくなってく。





「大好き」





あたしも精一杯抱きしめた。


本当の気持ち。


離してやんないんだから。





「・・・明日任務休みだから」





サスケの言いたいことはもう分かったよ?


今日は寝させてくれっていうんでしょ。


明日デートしてやるからって。





でももうちょっとだけ。


あと少しだけ。


2人きりの夜空の下で


抱き合いたいよ。





あたしの願い事は


たったひとつ。


どうか


ずっとずっと


サスケの傍に居られますように。





























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最近星空を見ました

綺麗で・・・

本当独リで見てて悲しかったんです


サスケとヒロインさんが

可愛い感じに書けてたらいいなーと思います

ま、あたしの文才だとこれが精一杯とか (゚д゚;)


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   Manaka