出ない
出ない
出ない
出ない
出ない
彼女であるは、獄寺隼人に電話をかけていた。
何度かけても彼は出ない。
自分は見捨てられたのかと思いつつ
彼の玄関の前で
彼の部屋を見上げながら
彼の番号を押す。
プルルルルルルル
電子音だけが耳に響く。
諦めて切ろうとした瞬間に
ご機嫌ナナメな隼人の声。
「朝っぱらから煩ぇんだけど」
は時計に目をやる。
午前12時。
彼はこれを朝とでもいうのだろうか。
「で、何か用かよ」
ぶっきらぼうな彼に
いい加減愛想もつく頃だろうに。
彼女は声を弾ませて言った。
「全然、何も」
「っ?!・・・・」
電話の奥で隼人が驚く姿が目に浮かぶ。
「じゃぁ何で電話な・・」
「大好き」
声が聴きたくて
の突然の言葉に唖然とし
次の言葉が見つからない。
「そっ・・・そんなの知ってらぁ」
照れ隠しに声を張り上げる。
これが噂の Morning Call か
悪くないなぁと彼が思っていると。
隼人の部屋の戸が叩かれる。
「隼人、いい加減起きなさい。お客さんよ」
綺麗でスタイル抜群のお姉さん。
毒蠍ビアンキ華麗に登場。
隼人は奇声をあげて、ぶっ倒れた。
「あらあら。彼女の前で気絶なんて・・ロクでもない男ね」
ビアンキの後方にいたは
気絶した男に近づいた。
「隼人ー・・起きて?」
彼女が隼人を揺さぶるのを見て
毒蠍は密かに笑い、呟く。
「・・・これこそ愛ね。愛の力で起きるのよ隼人」
実の姉が部屋を出て行ったのを確認したかのように
ビアンキが消えてから
隼人は目を覚ます。
「おはよ、・・大丈夫?」
目の前に自分の彼女が現れて
彼の理性は吹っ飛びそうになる。
そのまま押し倒したい衝動を抑えて Morning Kiss
の存在を確かめるように頭を撫でた。
「毎朝起こしに来いよ」
「それはダメよ、隼人」
いい雰囲気の漂う部屋に姉貴登場。
「わたしだって・・リボーンと Every Time Kiss なんてしてないんだから」
意味深な言葉を発し
毒蠍ビアンキは風のように去る。
妙な空気が流れた。
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“Every Time Kiss”ってゆ-のはアレですね
しのぶ ( 愛るち主演 ) さんが言ってましたよ
隼人と Every Time Kiss とか最高ですよ (人´∀`).☆.。.:*・゚
つか“Morning Kiss”とか古いよ自分
タイトルに合ッた内容なんて前半だけだし
う-わ・・卒業してから完璧腐女子になっちゃった ヽ(´Д`;)ノあうあ...
ココまで読んでくださってあリがとうございました
Manaka