入学初日にスカウト(?)された


俺様跡部様の強引な決定で


氷帝学園テニス部マネージャーをやらされていた。





マネージャーの仕事は嫌いではないし


顧問の先生も部員もよくしてくれる。


申し分ない部活なのだが。


どうも跡部親衛隊なるものがあるらしく


彼女はちょっとした嫌がらせを受ける事もあった。





「お前、俺の女になれよ」





彼のたった一言で


こうも自分は不幸な目に合うのだと思うと


酷く自己チューな俺様が気に食わなかった。





「ほんっと・・変なのに目つけられちゃったんだから」





部員のためにドリンクを作りながら


溜息と共に発した言葉を俺様が聞き逃すはずはなかった。





「変なのって、誰のことだ?あーん?」





「・・別に誰でもないです」





声の主を見ようともしない


鼻でフンと笑いながら腕を組みなおす跡部。





「あの、どいてもらえますか?」





「あーん?」





俺様が扉の前に立ちはだかっていることで


部室の外へ出られないマネージャー。


両手にドリンクを抱え足下がおぼつかない。





「俺様が持ってやるよ」





「え、ちょっ・・」





意外な跡部の行動に戸惑いを隠せないながらも


は彼の後ろについてコートへ向かった。





「跡部先輩は・・もっと冷たい人だと思ってました」





「フン・・そうかよ」





淡々と歩きつづける二人を優しい風が包み込む。





「俺の女になれってゆうのも


たーくさんの人に言ってきたんでしょ?」





彼女の言葉に跡部は足を止めた。


あまりにも突然だったので


は彼の背中にゴツっとぶつかり


打ったおでこをさすりながら見上げると


冷たい俺様の顔が見下ろしていた。


あまりにも視線が鋭かったので


彼女は思わず目を逸らす。





「俺は、そんな軽い男じゃねえ」





ゆっくりゆっくり彼の顔が近づいてくる。


俯き加減の顎を掴まれ、上を向かされ


不意に唇を塞がれる。





ちゅっと音をたてて離れた唇には


かすかに感触が残っていて


は彼の澄んだ瞳に釘づけになる。























「俺様にほれたか、





そっと顎から手を離し


得意げになる俺様跡部様を前に


はほんのり頬を染めた。





「ほっ・・ほれるなんてありえませんっ!!」





口ではそう言ってみたものの


彼女の鼓動が大きく聞こえる。


未だ艶を帯びたの唇が


彼を欲しているのも嘘ではなかった。











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これは甘いのか甘くないのか

あたしからすれば甘くないような

んでもまあ、跡部はこんなもんかなとか

どっちでもいいか←


最近ネタが尽きてきたなあ

飽きた飽きた ┐(´д`)┌

実生活で何か経験してこなくちゃ


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   Manaka