可愛くて 何でも出来て


みんなの憧れの的なちゃんは


俺の憧れの人でもある。





ある日そんなちゃんと一緒に日直をすることになった。























いつも日直をサボる俺だけど


ちゃんと一緒なら全然ヨユーだってばよ。


今日は早起きして学校来ちゃったもんね。


ニシシシシ。





俺ってば早く学校に着いたのに


ちゃんはもう水遣りの準備をしてた。


焦って小走りになりつつ駆け寄ると


こっちに気付いたみたいで。





「今日は遅刻じゃないね」





って俺に微笑んでくれた。


俺に!


俺だけに!


嬉しくて


何か顔も火照ってきたってばよ。





まだ朝早いから2人きりの学校。


花壇の花に水をかけてやる。


ちらりと彼女を横目で見たら


目が合った。





「「ごっ・・・ごめん(ね)っ」」





重なる声にまた心臓が煩くて。


水をかけてる手もふるえてきたってばよ・・・





暫くの沈黙があって。


ちゃんが小さく口を開いた。





「あたしね・・・ナルトに憧れてるんだー」





「え゛っ?!」





ほんのりとちゃんの頬が赤く染まっていく。


でも信じられなくて。


彼女の次の言葉を待った。





「ナルト・・・いつも笑顔だもん」





「いや・・・それは」





それはちゃんが居るからだなんて言えないってばよ。


ちゃんが笑っているのを見るだけで


俺は元気になって。


笑顔になって。





「ずっと前からすごいなーって思ってたもん」





笑顔で俺のことを話す彼女が愛しく思えてきて


憧れなんかじゃすまなくなって。





「俺もっ・・・」





異常なほどに緊張する。


声も裏返る。


それはきっとちゃんの前だからだってば。


スーハー深呼吸して叫んだ。





「俺もちゃんに憧れてるってばよ」





一瞬驚いた顔を見せた彼女は


今まで俺が見たこともないような笑顔で


笑ってくれた。











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何か微妙 Σ( ゚∀)げ!!

近々書き直したいですね


フリ-ジアの花言葉は“憧れ”なので

ナルトの憧れている女の子設定で書かせていただきました


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   Manaka