ひらひらと舞い散る桜の花ビラ。
手を差し出せばそっと
一片の花ビラが乗っかった。
花はどうして散るのですか
「・・俺様の彼女になるか?」
氷帝学園ナンバーワン
俺様跡部景吾に告白されたのは春休みのこと。
突然すぎて口が開いたままのあたし。
そして意味も分からず付き合うことになった。
初めてのデートは
桜並木を二人でただひたすら歩いた。
彼にしては全然派手じゃなくて。
そっと握った手から
彼の優しい愛情を感じた。
「名前で呼べよ」
照れくさそうに言う彼に
あたしは何故かドキドキして。
景吾って呼べるようになるのに
何日も努力したっけ。
「またな」
そう言われて
またこんなふうにデートできるんだなって
嬉しくなって
「大好き」
思わず言葉にしてしまった。
そんなあたしに
そっとキスをしてくれた。
ずっとずっと
こうしてられたらいいなって思い始めた。
1日が終わるたびに
景吾への好きって気持ちが大きくなった。
それなのに
それなのに
それなのに
景吾はあたしから離れていっちゃうんだね。
恋の始まりも終わりも突然すぎて
あたしは呆然と突っ立っていた。
「俺はただ・・今までのことを無かった事にしたいだけだ」
本当は死にそうなくらい辛くて
涙も溢れ出しそうで
だけど
彼に嫌われたくないから
「分かった・・ありがとうね」
それだけ言って立ち去った。
「・・またな」
そう言う彼の声が
背後から聞こえる。
“また”なんて絶対無いのに
切なくて
苦しくて
離れたくないよとあたしは心の中で叫ぶ。
彼との思い出は
今もまだ心の奥に眠ってて
あたしを時々苦しめるの。
あたしの手の中に
舞い降りた花ビラは
どんな想いで散ったのでしょう。
まだ始まったばかりなのに。
まだ自分の気持ちに気付けたばかりなのに。
まだこんなにも愛しているというのに。
どうして貴方は
あたしから離れて行ったのでしょう。
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さリげ実話混じッてます
書きながら思い出して泣いちゃいました 。・゚・(ノД`)ヽ(゚Д゚ )よち02
でも恋って理屈とかじゃなくて
ビビビなんですかね 笑
久しぶリな景ちゃん・・やっぱ俺様
でも別れたのは
自分といるとさんが不幸せな気がしたからですよ
景ちゃんを嫌いにならないでっ 何
ココまで読んでくださってあリがとうございました
Manaka