義務教育9年間を終えた今。


彼女は後悔していた。


このどうしようもない想いを


伝えていればよかったと・・・











小さな溜息と携帯電話











瞼を閉じればたくさんのことが蘇る。


そんな思い出には必ず芥川慈郎の姿があった。





彼のことを考えると


体中が震えて、喉がつまって。


息もできない。


恋に重症な彼女は小さく溜息をついた。





慈郎に電話しようかと は携帯を手にした。


想い人のアドレスを画面に表示すると


手が小刻みに震える。





たった1つのボタンが押せない。


震える手で携帯を閉じた。





部屋の片隅で小さくなって


携帯を胸に押し当てていると


突然携帯が鳴り出す。





彼からのメール。


慈郎からのメール。





よぉ ( ・∀・)ノ

卒業式終わったなー

お前元気なさそうだったからメールしてみた

俺と離れるのさみしいとかあ((笑

俺もと離れるの悲C〜






何度も読み返して、溢れそうになる涙を抑える。


は小さく溜息をついた。


臆病な自分に。


鈍感な君に。





全然元気だもん ъ(゚Д゚)

てゆーか、自意識過剰すぎ






ついキツイことを書いてしまう。


送った後で後悔して。


後悔ばっかりが積もっていく。





うそだー ( ´∀`)σ)∀`)

だってお前泣いてたC

つーかさ、家の外見てみろお♪






はそのメールを見てすぐに


部屋のカーテンを開ける。


すぐそこに彼がいた。





「うそ・・・」





慈郎はそんな彼女に気付いて手を振った。


大急ぎで窓を開けて叫ぶ彼女。





「何してんのっ!?」





「会いにきた・・・なーんて」





酷いメールをしたにも関わらず


笑顔の彼にはこの想いを抑えきれなかった。





「慈郎のバカっ・・・でも、大好きー」





叫ぶと一瞬驚きを見せて


彼も叫んだ。





「俺が先に言おうと思ってたこと言うんじゃねー!!」





伝えなければ始まらない。


後悔ばっかの一生なんてつまらない。


大切だと思える人がいないなんてつまらない。











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卒業式はボロボロでした

あたしらの学校は小中一貫みたいな田舎学校だったので

卒業生全員友達――みたいなでしたよ


だからもう○9年間の思い出が

頭の中を駆け巡って・・(´Д⊂ヽ

だからこの小説はある意味ノンフィクションです

ある意味・・(b´∀`)ネッ!


季節いつもズレてんのは

気にしちゃ駄目なとこです←


ココまで読んでくださってありがとうございました


                                   MANAKA