俺は京子ちゃんが好き。


京子ちゃんしかありえない。


そういう風に自分に言い聞かせて


シナリオ通りに動いてきた。





「運命なんてないんだぞ


未来なんて変えられるんだ」





マフィアの赤ん坊に悟られて


自分を見つめ直す時間を設けた。





自然と動いた足は


並中の屋上へ。


綺麗な夕焼け空が俺を包み込む。





つーちゃん、と俺を呼ぶのは


ここ最近俺の頭の中を支配するのは


あいつだけ。


だけ。





”好き”という感情は


今の俺にはまだ分からないのかもしれない。


ただ京子ちゃんとは違う・・


違う何かをに感じる。





京子ちゃんに告白したあの日


リボーンが我が家にやって来たあの日


俺はと喧嘩して自棄になっていた。





死ぬ気弾を打たれたとき


死ぬ気になれば”京子ちゃんに告白できた”


死ぬ気になれば”に謝れた”





後者の方が俺の脳裏には強くあった。


しかし行動したのは前者。


幼馴染である彼女、を忘れるための行動。


そう捕らえても可笑しくない気がする。





独りの屋上は


とてつもなく広く、ただっ広く


俺の心のもやもやを


少しずつ解かしてくれるようだ。





喧嘩するほど仲がいい


昔からの言葉があるように


俺と彼女は仲良く見えただろう。











僕は叫ぶよ、例え届かなくても











今更謝ったところで


が許してくれるかなんて50%くらいの確率だし


このもやもやが全て無くなる


なんてことはないと承知の上で





ただ





ただ





ただ彼女の名前が呼びたくて。





「・・





ぽつりと零した。


その声は誰に汲み取られることもなく


夕焼け空の向こうへ消えていく。





「俺は京子ちゃんが好きだ


でも・・の方が大切なんだっ!!」





どうせ消えていくのだから


誰にも届かないのだから


声を張り上げた。





すっきりした俺は方向転換して


屋上から降りるためのドアを見やった。





「・・つーちゃん」





久しぶりに聞いた彼女の声。


つーちゃんと呼ぶ愛しい声。


最後に見た日と何も変わらないのに


何故か懐かしいの姿。





俺は無意識に駆け出した。


頭で考えるより先に口走る。





「ごめん、俺・・が好きだ」











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ツナって俺キャラじゃないよね

そう思いたちタイトルは僕です


てゆうかツナ書きにくい ( ;´_`)フゥ・・

京子ちゃん好き設定が邪魔ですね

なんで京子ちゃん好きなんだろ←


ココまで読んでくださってあリがとうございました


                                   Manaka