「カキ氷多べたーい」
俺の横で愛らしい少女は
叫ぶように言った。
「・・・こんな季節にか??」
季節は春。
カキ氷の季節は夏。
あと少し我慢しろっての。
「だって食べたいんだもん」
大きな目をくるくるさせて
俺を上目遣いで責めたてる。
それナシだろ・・
俺は渋々近くのコンビニへ行く。
袋に詰まったイチゴ味のカキ氷を購入。
「ほら、お望みのカキ氷だ」
そう言いながらのおでこに
買ったばかりの氷菓子を当てた。
「キバありがとー」
にこにこして
俺からそれを受け取ると
彼女はさっそく齧り付いた。
俺はまるで親になった気分で
がおいしそうに食べる姿を
見つめていた。
暫くして
彼女の表情が苦痛を示しだした。
「どーしたっ?!」
「頭痛い・・」
いわゆるアイスクリーム頭痛というやつで
冷たいものを急に食べるとなるらしい。
俺はのおでこに手をやって
「痛いの痛いの飛んでけー」
ふざけて言った。
彼女の頭痛は思いのほか、重症のようで
苦笑いをこぼすだけだった。
「・・舌見せてみ」
一瞬きょとんとした顔で俺を見て
彼女はベーッと舌を出して見せた。
赤い舌
イチゴシロップが染み込んで
赤くなったの舌。
自分から見せろと言っておきながら
何故か心臓が煩く鳴って。
欲情が溢れてくる。
我慢が限界に達した俺は
彼女の赤い舌を己で絡めとった。
ゆっくりと離れると
舌よりも赤い顔の。
「っ・・・キバのバカッ!!」
言われてから
俺はフッと微笑んだ。
「頭痛治っただろ」
痛いと感じるのは
神経が痛みのほうへ向いているから。
俺の方を向いとけば
アイスクリーム頭痛も
なんも関係ねぇよ。
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これは微エロにしなくて良いですよね??
変態キバに引き続き・・キス魔キバの登場です ―-=≡Σ(((⊃゜∀゜)えええ?!
カキ氷ネタは夏にやリたかったんですけど
待てませんでした (´∀`;;A)
書きたくて書きたくて書きたくて・・
最近リアルな方でシリアスなあたしなので
甘い夢で現実逃避しようという魂胆です 笑
ココまで読んでくださってあリがとうございました
Manaka